
よし!片付けよう
とは思うものの、結局どこから手を付ければいいか分からない、そもそも具体的に何をすればいいのかも分からないという方も多いのではないでしょうか。
そもそも「片付け」は授業で習うわけではなく、親や学校の先生から言われてなんとなく理解するか、漠然と「物をしまえばいい」くらいの認識で進んでいくことが多いものです。
そんな認識の中、生活していくうちに自然と “片付けとはなんなのか” を理解できればよいですが、皆が皆がそうなるわけではありません。
片付けをよく知らないまま大人になれば、いざやろうと思っても出来ないのは当然です。
むしろ出来ることが当然という社会の方がおかしいのです。
とはいえ出来ないままだと日常生活や仕事に支障をきたしますし、場合によっては人生を不幸にしてしまいます。
そこでこの記事では「片付けとは結局何なのか」を、私なりの解釈で説明していきます。
辞書的な意味ではなく、あくまでも私が思う「具体的に何をすればよいのか」についてまとめていますので、気楽に読んでいただければと思います。
それでは進めていきましょう。
✅片付けとは
片付けとは、ズバリ
①散らかった状態を整えること
②物を取捨選択すること
③しまう場所を作ること
の3つから成り立つ行動だと考えています。
どんな状態でもこの3つを①から順にチェックしていくことで部屋は片付いていくのです。
とは言ってもこれだけだと分かりにくいので、一つ一つ具体的に説明していきましょう。
①散らかった状態を整えること
これはつまり
散乱しているモノたちを決められた場所に戻していくということ
例を出すなら子供が散らかしたおもちゃを決められたカゴに入れていくイメージでしょうか。

カゴという決められた場所に、入りきることが分かっているおもちゃを戻していくわけですね。
これを部屋全体に行うことが「部屋を片付ける」ということになるわけです。
ではその通りにやっていけばいいと思うわけですが、実際にはそう上手くはいきません。
なぜなら、しまうべきところに収まらないほどのモノがあったり、そもそもしまうべき場所が無かったりするからです。
ですのでこれらを一つずつ解決していく必要があります。
そのためのアクションが②と③になりますので、では次にその②のアクションを見ていきましょう。
②物を取捨選択すること
これはつまり、
いるもの と いらないもの に分けて不要品は手放すこと
大事なのは、ちゃんと手放すこと。

家というのは有限で、置ける物の量にも限界があります。
しかも、ただ置くだけではなく“片付いた状態で保管する”ためにはそれなりにスペースが必要です。
考えてみてください。パンパンに物が詰まった引き出しから使いたいものだけを取り出そうとしてもなかなか難しいですよね。
結局邪魔なモノを取り出さなきゃいけないし、もしかすると全部ひっくりかえして探すことになるかもしれません。
また、こんな話もあります。
「認知的負荷」という言葉をご存じでしょうか。
少し難しく聞こえますが、要するに「脳が一度に処理できる情報の負担」のことです。
たとえば、スマートフォンで動画を見ながら裏でたくさんのアプリを同時に起動していると、画面が重くなったりバッテリーが急速に減ったりしますよね。実は、人間の脳もこれとまったく同じことが起きています。
部屋にモノが溢れている状態は、まさに「脳の裏でアプリが何十個も立ち上がっている状態」。視界に散らかった服や本が入ってくるだけで、脳は無意識のうちに「あれ片付けなきゃ」「どこに置こう」と背景で情報を処理し続けてしまいます。
つまり、モノを減らすということは、単に部屋を綺麗にするだけでなく「脳の無駄なアプリを閉じて、頭の負担を軽くしてあげる作業」でもあるのです。
そのためにもやはりある程度モノの数を減らすべきですし、どこに何があるか分かる状態にしておきたいわけです。
そうすると一見まだ入りそうな収納も、使うことを考えたら「まだ入るかも」くらいがベストだったりします。
ですので、「まだ入るから」「いつか使うかも」「もったいないから」といって何でもかんでもとっておくのではなく、ちゃんといるのかいらないのかと向き合い、不要なものは手放していく必要があるのです。
「モノを手放すことが難しい!」という方は、こちらの記事で手放す際のコツや考え方を紹介していますのでよかったら読んでみてください
物の取捨選択が済んだら最後、③のアクションに入っていきます。
③しまう場所を作ること
これはつまり、
いるものを必要頻度に合わせて収納し、「定位置」を作ること
いわばモノたちに帰る場所を作ってあげるということです。
この帰る場所を作っておかないと、いつまでたっても片付くことはありません。

こちらも考えてみれば当然です。最終的に物をしまいたいわけですから、戻す場所が無かったらしまえません。
そして、その戻す場所も適当に決めればいいわけではありません。
頻繁に使う物なのに引き出しの奥が定位置だと非常に使いにくいですし、年1回しか使わないのに棚の一番手前に鎮座していたらスペースがもったいないですよね。
そうではなく、頻繫に使う物なら棚の一番前や引き出しの手前などすぐに取り出せてすぐにしまえる場所に置き、年1回しか使わないなら物置などの普段は触らないけど、いざ使いたい時に分かるところに置くのがベターです。
このように、物によって適切な『定位置』が存在します。
この適切な定位置を作っていくこと、これがしまう場所を作ることなのです。
ただいきなり定位置に置けと言われても「何を」「どこに」「どう置けば」よいのか分からないと思いますので、こちらの記事で『よく使うモノのオススメ定位置』を紹介しています。こちらもよろしければ参考にしてみてください。

以上の3つが私の考える片付けを構成する基本的な要素になります。
片付けに困ったときは、今自分は①~③のどれをすべきなのか考えてみてください。
すべきことに一つずつ向き合っていくことで部屋は必ず片付いていきます。
始めは大変かもしれませんが、日々1ミリずつでもいいので進めてみましょう。
✅片付けと整理整頓の関係性
ついでにですが、こちらも大事なことなので片付けと整理整頓の関係性についてもまとめておきます。
なんとなくのイメージだと
・片付け = 物をしまう
・整理整頓 = 綺麗に配置する
というのが一般的に認知されているかもしれませんが、実際は
整理整頓 = 整理(片付け) + 整頓(配置を決めて整える)
という意味なんです。実は整理整頓の中に片付け自体が含まれているんですね。
なぜこんなことをまとめているのかというと、「整頓(配置を決めて整える)」するためには「整理(片付け)」が必要であるということを知っていただきたいからです。
いきなり整頓から初めてオシャレな部屋にしようと思っても、実は整理(片付け)がしっかり行えていないと上手くいきません。
物の取捨選択をせずに整頓だけしても、見た目は一旦綺麗になるかもしれませんが使っていくうちにどんどん崩れていってしまう「ハリボテの整頓」にしかなりません。
私も幼い頃何度もハリボテの整頓をやっていました。とりあえずガワだけ整えて、ぱっと見は綺麗になったものの数日使っていると物が上手く仕舞えず、だんだんとゴチャつきしまいにはまた散らかった部屋に逆戻り。
ただ幸いなことに、それを繰り返していくうちになんとなく整理することの大切さに気付けたので問題なかったのですが、場合によっては何度綺麗にしてもやがて汚くなってしまうがゆえに整理整頓をする気力が失せてしまうかもしれません。
そうならないためにもまずは「整理(片付け)」から始めることが大事です。その後で整頓(配置を決めて整える)をして使いやすく心地のいい部屋を作っていきましょう。
✅まとめ
①散らかった状態を整えること
②物を取捨選択すること
③しまう場所を作ること
この3つを行うこと。
= 整理(片付け) + 整頓(配置を決めて整える)
片付けをして初めて整頓が行えるということ。
片付けたいけどどうすればいいか分からなくなった時に、一度立ち返ってみていただけたら幸いです。
